主婦の方々が副業を始めるとき、よくぶつかる壁の一つに「年収の壁」があります。これは、簡単にいうと、年収が一定の金額を超えると、税金や社会保険料が増えて手取りが減ってしまうという現象です。特に主婦の方がパートや副業で働く場合、この年収の壁に注意する必要があります。
まず、年収の壁には大きく二つの種類があります。一つ目は「103万円の壁」です。これは、配偶者の扶養から外れる境界線です。年収が103万円を超えると、扶養控除が受けられなくなるため、配偶者の税金が増えます。さらに、自分自身も税金を払う必要が出てきます。
二つ目は「130万円の壁」です。これは、社会保険の問題が絡んでいます。年収が130万円を超えると、社会保険料を自分で払う必要があるため、実質の手取りが減る可能性があります。また、働く時間によっては、パートタイマーが正社員と同じように健康保険や厚生年金保険に加入する必要が出てくる場合があります。
このような年収の壁があるため、副業を始める際には、自分の年収がどのくらいになるのか、税金や社会保険料はどの程度かかるのかを事前に把握することが大切です。また、家計に与える影響を考慮して、どの程度働くのが最適なのかを計画することも重要です。
しかし、この年収の壁にとらわれずに、自分のスキルを活かしたり、やりがいのある仕事を見つけたりすることも大切です。副業を通じて新しい自分を発見することができるかもしれません。経済的な面だけでなく、自分自身の成長や家庭の幸せも考えながら、バランスよく副業を楽しんでください。
子育てが落ち着いて、新しいことにチャレンジしたい、ブランクがあるが、復職したい。そのように考える主婦も多いのではないでしょうか。復職には様々な形があり、かつての仕事に再就職するというやり方や、新しい資格を取得し、それを活かした仕事をするなど、人によって復職の仕方は違います。
資格の勉強はまさしく復職の一歩としておすすめです。独学で取れる資格は多くあり、本屋さんにいけばそういった資格の取得をサポートする本が山ほどあります。一つの資格だけでも、それを勉強するための本は多くあります。資格取得のための通信講座など、資格を取得するためのサポートなどもあるため、自分の興味のある資格をとってみるというのも一つの手です。
また、最近では自宅でできる在宅ワークなどを副業として、復職の一歩にする人もいます。ライター業や動画編集、データ入力など、在宅ワークにも様々なジャンルがあります。データ入力などは復職のためのPCスキルやタイピング能力が身につき、またExcelやWordなどといったソフトを使用することもあるため、復職した時にスムーズにパソコンを使用することができます。PCスキルはどのような職についても役に立つものなので、身につけておいて損はありません。
ライター業は、自分の子育ての経験や家事の知恵、また合間に取得した資格についてや趣味など、自分の経験や趣味趣向全てが活きるため、実務経験やキャリアを必要としていない求人も多く存在します。自分のできる範囲で稼ぎたい方にはおすすめです。
資格の勉強に加えて、副業を始めてみるのはいかがでしょうか。稼ぎながら、次への一歩にしましょう。気になる方は、主婦に向いている副業は何か、実際に調べてみることをおすすめします。